FC2ブログ

黒い翼

全てに愛されない男 頑なな想いが崩壊したとき 人生のカタストロフィが始まる


confidence † 光る爪 †

"指を綺麗にすると自分に自信がつきますよ"

そう言われて、彼女に身を任せていた。

ネイルサロンを経営しているその彼女。

ハーフだけあり、整った顔立ちは日本人離れしていた。

仕事上での関わり合いである。

彼女が私の爪を磨いて行く。









手に入れた場所。

友人。

多くは望んでいない。

だけど簡単に蹂躙されて奪われる。

何もかも奪われる。

舌を出してザマアミロと笑っているのだろう。

指摘しても

"知りません"

"知らない人です"

そう言い放つのかな。

そっちに出向いても、こっちには一切来ない不自然さ。

分かってない訳無い。

知らない訳がない。

その立っている場所さえ奪う。

楽しいですか?

私が苦しんでスッキリするんでしょう。

思惑どうりですよ。










何だかんだと機械を触るのが好きである。

油とグリス塗れの手。

それが誇りでもある。

彼女のネイルケア。

違和感が残る。

綺麗に光る爪と白い指先。

どちらが正解なのだろう。

どちらが本当の私なのだろう。

ただ、空手と機械整備で負った傷は消えることは無い。

支払いをしようとする私に、

「要らないですよ。」

と微笑む彼女。

駅まで送りますと言われたが、寄る所があるのでと丁重にお断りした。

夕焼けに染まる空。

春はそこまで来ているがまだまだ寒い。

知らない街の風を浴びて歩いて行く。







この先も傷は消えることは無いのだろう。


















スポンサーサイト
デリヘルもソープもイメクラも気に入った子がきっと見つかる
超大型リニューアル中の大好評風俗情報サイト!
[PR]

  1. 2017/03/26(日) 23:08:50|
  2. ノンアダルト
  3. | comment 0

outdoor † 気配 †

当時の東北地方。

高速道路は途中で途切れていた。

一般道の道路標識も無い。

地図と道路の形を照らし合わせて現在地を予想した。

方位磁石が必須アイテムな時代。

コンビニも無い。

食堂どころか、喉が渇いても自販機すら無かった。

しかし、見渡す限り一面緑の世界をバイクで走り抜けるのは爽快であった。









山間のドライブイン。

暗くなる前に店は閉まってしまう。

駐車場の片隅にテントを張らせて貰った。

やがて周りは闇に包まれて行く。

そして闇と共に眠りに就く。








深夜、物音で目を覚ます。

ドライブインの自販機周辺から人の気配がしていた。

ただ雰囲気が違った。

人が雑談している雰囲気では無い。

一種、独特な雰囲気があった。

寝袋から出て、そっと確かめに行くと、自販機の灯りに人が縺れ合っているのが見えた。

半裸の男女がベンチで絡み合っていた。

お互いの股間を弄り合い、やがて男が後ろから腰を打ち込む。

騎乗位と体位を変え、最後は正常位で終わりを迎えた様だった。

記憶も朧気な上、遠目だったので良くは分からなかったが、中年のカップルだったと思う。

昔からこう言った場面に場面に遭遇する事が多い。

特に意識しなくてもそんな場面に出くわしてしまう。








夜景を見下ろす丘。

「車揺らす?」

と囁く柔らかな声を思い出す。

この街に高台は無い。

高速道路からサイレンの音が空に響く。

無機質な日常。

















愛されないのだから仕方ない。









  1. 2017/03/21(火) 00:10:09|
  2. thing
  3. | comment 0

寝る

また飲み過ぎてしまった。

身体中が鼓動で震える。

医師の友人の忠告。

独り身になった男は、大抵酒で寿命を縮める。

そんな路を辿っているのかも知れない。

まあイイや。

何も無いからね。




  1. 2017/03/18(土) 22:09:29|
  2. ノンアダルト
  3. | comment 2

ripper the heart † 未来 †

毎夜傷を刻む。

そこから流れる紅い血。

何かあれば簡単に断ち切れる様な愛し方はしない。

理屈では無い。








経理課の彼女から着信。

専業主婦より先に結果を出した様だ。

心から良かったと思う。

数年前、当時の彼氏と別れてまで私を選んでくれた経理課の彼女。

後に、

「海風さん、本当に死んじゃうかと思った。」

と言っていた。

どんなに虚勢を張って笑っていても、私が傷だらけで死にそうに見えたそうだ。

そう、彼女が居なかったら、本当に死んでいたかも知れない。

当時は元妻と別居中だったとは言え、既婚者の私に手を差し伸べてくれた彼女。

coolな容姿とは裏腹に、会社を出れば何時もペタペタとくっついて来る。

運転している私に横から抱き着いてキスをせがんだり股間を弄ったり。

そんな、ずっと側に居て欲しかった愛しい存在。

私の半分しか生きていない、そんな彼女に救われた。

でも人にはそれぞれ悲しい事情がある。

今は、彼女の幸せを心から祈っている。

本当に良かったと思う。

彼女の未来を潰してしまわなくて、本当に良かった。









毎夜心に刻む傷。

ズタズタに切り刻まれるか。

あるいは感覚が無くなり麻痺するのか。

どんな形にせよそれはその一部。

潜在的に望んている事なのだろう。

まあ、気にしても仕方ないか。











愛され無いのだから仕方ない。




  1. 2017/03/18(土) 01:01:33|
  2. ノンアダルト
  3. | comment 0

grade † 風穴の風 †

特に何か目的があった訳では無い。

何となくローカル線とバスを乗り継いで辿り着いた場所。

標高の所為なのか、より北に来た所為なのか、ライダースでも風は冷たく感じていた。







最近、良く経理課の彼女のことを想い返す。

気が付けば彼女との日々を想い返している。

元気だろうか。

遠い北の空から幸せを祈っている。








かなり険しい壁面。

女性や子供では無理では無いのか。

お年寄りでは殆ど不可能である。

その頂上の洞窟を抜けると願いが叶うと入口の看板に説明書きがあった。

ブーツは難儀だったが、斜面はクライミング経験の有る私にとって大した難度では無い。

あっという間に頂上の風穴に到達する。

洞窟を抜けながら自然と願いが頭をよぎる。

洞窟の出口の斜面には、ペグとロープが下まで延びていた。






帰り際、地元の人らしき老婆に上まで登ったんかい?と話しかけられる。

ええ。

と答えると、ほーかいほーかい、とその後の言葉は方言で聞き取れなかった。








バス停まで歩いている間に、陽が沈み空がダークブルーに染まって来る。

冷たい風に革ジャンの襟を立てた。

静かに空は暮れていく。













風穴の風に想うこと。

貴女が幸せであります様。

それがどんな形にせよ。
  1. 2017/03/14(火) 00:43:59|
  2. ノンアダルト
  3. | comment 0

NEW ENTRY | BLOG TOP |  OLD ENTRY>>

プロフィール

Author:海風
裏切-失恋-X-ONE。
何もかもにも見捨てられた愚男です。
緊縛、露出、何でもアリの変態です。

このブログはリンクフリーです。

最新記事

最新コメント

月別アーカイブ

カテゴリ

全記事表示リンク

全ての記事を表示する

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

Black wings

Designed by U-BOX